風の吹くまま 気の赴くまま 2006~10年ジャカルタ在住


by jasmic56
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カテゴリ:本( 6 )

チベット

最近のチベットニュースを見るたびに居ても立っても居られなくなった。

インドネシアにきてふと手に取った本があまりにも衝撃的でここ1年はずっとジャカルタでの日々はチベットに思いを馳せる日々だったといっても過言ではない。a0036698_941618.jpg
この本は50年前に起きた中国の侵略の実態が克明にしかし、翻訳部分であまりにひどい部分はげずられて出版されている。
 死者推定120万人。
さらに近年の鉄道建設などにより労働力としてのみ使用され、チベット民族はいまは少数民族に落ちいっている。先日NHKで放送されていた中国横断鉄道旅の出発点がそのチベットのラサからで、その鉄道の旅を見ながらかなり複雑だった。しかし、個人個人の中国人はやはり情に厚い模様で、兵士になると心が閉ざされるのか。

子供の頃からテレビや本屋で触れたのはチベットの文化ばかり。輪廻転生による後継者選び、「死者の書」、チベットの医学。そしてなりより、ダライラマ14世。
 情報は選別されて発信されることは可能なんだなと最近になってよくわかる。そして今もチベット動乱の流れている映像は片方側のものだけだ。

チベットに対して何ができるだろう?と考えていたらこの「チベットサポートネットワークジャパン」を見つけた。
チベットについてのことが質問形式で書かれているのはここ。「【2008年チベット動乱】よく聞かれる質問集

今も昔も他の国でも日本でもたぶん同様のことが起きてきた。自分にとってなぜこのチベットがここまで心動かされるかもよくわからない。たぶん縁だった。

どうしていいかわからずブログに書く。
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by jasmic56 | 2008-03-20 10:01 |
a0036698_2217155.jpg友達から借りてほとんど1日で完読しました。(自分では早い方)
 江國香織さんの作品は初めて読みました。以前彼女が表紙のダ・ヴィンチ(雑誌)を購入していて、はかなげな印象だけは残っていた。読み終えて彼女が作者と知った時、写真の印象とは違って読みやすいものを書いている人なんだな。と思った。

本の印象は、最近流行りの白く塗られた木の家具に緑の観葉植物が透明の花器と共に置いてある雑貨屋さんな雰囲気。全体の雰囲気はそんな感じ。
 でも、読んだ直後の感想は怠惰で自分の生活まで否定されそうな程の退屈な平凡な日々の情景に息がつまりそうでした。さらにしっかりとしたハッピー・エンドで白黒つかない結果となったところも、いままでの怠惰感が撃ち破られて終了!というものではないため煮え切らない・・
 あとはBluの方に期待したい。そっちでは映画のような結果になっているかも。
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by jasmic56 | 2004-11-10 22:28 |

見仏記4

a0036698_14304328.jpg「見仏記 親孝行編」いとうせいこう みうらじゅん

1〜3に続いての久々の4。この本は以前ネットHot Wiredで読んでいた。ついに地域別ではなく親孝行かぁ。これってあのブロンソンの教えってやつでみうらじゅんが提案したんだろうなと思う。
 それぞれの親孝行見仏をしたあと、必ず二人は”親がいなくなったらきっと・・”とすぐいなくなったことを考えて感慨にふける。ちょっとその文章には感動するだが、すぐに違う!と思い直す。そうそういなくならないと思うのだ。あの一緒に撮った写真は・・とかこの父親が書いてくれた俳句は・・とか、もう家に置いてあるもの全部大切に持ってなさい。という感じ。

インドの人とか、中東の人の親に対する尊敬の念は素晴らしいし普通に国中に行き渡っている。でも日本ではとかく親を慕うことは照れくさく、それが逆にそっけなく冷たい態度で親と接している方が頻繁にみかけられる。よくイタリア映画などで大のヒゲのむっちりしたおじさんがお母さんのところへ「マーマ!」とかけよってひざをついて愛情を示す。そんな国に全てがなるといいな〜と自分のことそっちのけで思う。親離れしてないとか、マザコンとかと一緒になっているのが障害でもあるのではないかな。どっちかというと日本では立派になった姿で親孝行をするといった姿勢が主流かもしれない。でもメジャー262本安打とかは無理。
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by jasmic56 | 2004-10-04 16:07 |

水滸伝

a0036698_21285429.jpg「水滸伝」 施耐庵作 松枝茂夫編訳

これは岩波少年文庫、つまりお子さま向けなので全ての漢字にふりがながついていて非常に読みにくかったが、上巻の最後の方にはもう慣れていた。しかし、少年文庫で良かったかもしれない。なぜなら、原作が漢文なだけに漢字がかなり難しいのだ。挿し絵も小さい時はただ創造を拡大させるためのものとして楽しんでいた。しかし、今では時代考証など沢山の知識を元に描かれているとわかる。単純な大雑把にも見られる線の中に実は私ではすぐには描けないものが凝縮されていると知る。
 さて、上巻を読み終えた時点ではただの沢山人を殺めた人達の英雄伝のようにしか思えなかった。私は気分が悪くなり読み進めるのを止まろうとした。しかし、今日まで名著として残っているからにはなにかあるはずだということで読み続けた。すると最初のオムニバスがだんだんつながってくるのだ。そして身の回りでもよく聞く”梁山泊”の意味がやっとわかった。ずっと気になっていた梁山泊。最初はCSのいとうせいこう司会のクイズ番組の名で、スチャダラとゴンチチが回答者になるということで観覧したのが始まりだった。
 結局、理不尽に社会から犯罪者の烙印を押された常識を持った強者達が最終的にお上に許されて都にのぼるも、結局国に同じように兵として使われ戦いに明け暮れ、目的を失った梁山泊の兵士達は散り散りに死んでいくというお話。どんなに主人公でも、素晴らしい人柄を持った人であっても、村を全滅させたり、敵というだけで関わった全ての人を1人残らず殺したりすることは、決して英雄でもないし許さるべき人ではない。今の御時世と合った、意見に合わない者は武力でもって制圧する。この場合殺して反対意見の者を消す、という理論だった。これがどれだけ中国の人達の思想に影響してるのだろうか。
 あと、面白かったのが旅をしていると定期的に茶屋が出てくること。当たり前かもしれないが、山奥でも必ず1軒はある。その場に行ってみてどんな風景だったかどんな茶屋だったのか見てみたい。あと犯罪者として護送される時でも親戚が近寄ってきてお小遣いをあげたり護送する役人に賄賂をあげたりできるということだ。地獄の沙汰も・・ではないがどこでも賄賂があった。あとその護送する役人に護送中の食事やお酒を犯罪者がおごるということ。不思議であった。
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by jasmic56 | 2004-09-06 22:07 |

痩せ方上手

a0036698_22522979.jpgサンプラザ中野の簡単”健幸”マニュアル 痩せ方上手

徹子の部屋を見ていたらサンプラザ中野が出演していてこの本を紹介していた。なんだか今流行りのサプリメントとか食事方法とか自分なりに突き詰めた集大成らしい。私はこの人が前々から「はっきりしてて面白い・・」と思っていたのできっと面白いダイエット方式が書かれているんだろうなと思って興味を持つ。私は好きな人がすすめる別分野の本は好きだ。他にも中村有志さんの勧める「ダダモ博士の血液型ダイエット」とか。
私は神経質そうな完璧主義者のコメディアンが好きです。またはそういう人の笑いのセンスが自分に合ってる。日本人だと中村有志さん、いとうせいこう、松尾貴史など。外人だとビル・マーレイとか痩せていたころのトム・ハンクス(”ターナ&フーチ”の)。こういう人達がこっているものは必ず研究しつくした結果だろうし、信用できる。そして、サンプラザ中野はこの部類の人だと私は判断しました。
 で、買ってみたら案の定面白かった。文章がいいのですぐ読めたし、子供さんから大人までと言った感じで簡単に書いてあったのですぐ頭に入った。
 結局この本の感想は「よし」なのだが、朝食を抜くのには反対である。実際私は朝食を抜くと倒れてしまうので。まあ、健康法は人それぞれ。各人の身体に合ったものがあるということでしょう。おしまい。
*つまり内容どうこうではなく単に面白かったということ
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by jasmic56 | 2004-08-05 23:13 |

飛鳥・法隆寺の謎

a0036698_125341.jpg聖徳太子は、天智・天武に何を遺したか 世界遺産飛鳥・法隆寺の謎 テレビ東京編

天智天皇から聖武天皇の流れを順番がわかりました。法隆寺自体の謎よりは、天皇の権威争いの凄まじさが印象に残った。藤原氏が邪魔者を消す暗殺セクションみたいな家系だったとか、消しておいてその怨念を怖がってこまめに遷都していたとか。藤原氏も全滅した(消された)蘇我氏の血を引き継いでいる方が政治の上で有力だとかが複雑だった。
 前から思っていたのだが、昔の方が欲望に純粋すぎて、行動が直情型。権力に登り詰めるためなら平気で誰でも殺せますといった感じ。だからその分、魂などへの畏怖もしっかりあって、殺した後はその魂への恐怖におののく。またはやられた側が実際に祟り返してそれが誰が見ても明らかに表れていたのではないか。そういう感覚もまた感じられた時代だったのではないか。
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by jasmic56 | 2004-08-05 13:08 |